2011年01月11日

内田 樹著 日本辺境論

やっと帰ってきた本。書いてから貸すべきだな。



●感想
ここではないどこか、外部のどこかに、世界の中心たる「絶対的価値体」がある。それにどうすれば近づけるか、どうすれば遠のくのか、専らその距離の意識に基づいて思考と行動が決定されている。そのような人間のことを私は本書ではこれ以後「辺境人」と呼ぶ。(引用)

著者は内田樹氏。東京大学文学部卒。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、神戸女学院大学文学部総合文化学科教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。武道の達人で、合気道六段、居合道三段、杖道三段。なお、同署は2010年度新書大賞を受賞。

(以下、ネタバレ有り)
続きを読む
posted by betterman at 12:02 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 新書・教養 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月08日

友野 典男著 行動経済学 経済は「感情」で動いている

最近興味のある学問分野(遅いかな???)。



●感想
いわゆる経済学で用いられる人の行動は合理性を前提とし、そのような人々は経済人(ホモ・エコノミカス)と呼ばれる。経済人は、感情よりも効果や損得を中心にものを考え、ダイエットに失敗したり、宝くじにお金を費やしたりすることはない。
しかし、実際の世の中で生きた人々が行動する際は、限定合理的である。多くの人はダイエットに失敗したりするし、宝くじも買う。
経済人を前提とした標準経済学と一線を画し、実際の人々は経済活動等においてどのような行動をとるのかを突き詰める学問が、行動経済学である。
2002年に同分野に伴う研究において、ダニエル・カーネマン()とバーノン・スミスがノーベル経済学賞を受賞し、脚光を浴びた。

著者は、明治大学教授の友野典男氏。早稲田大学商学部卒、同大学院経済学研究科博士後期課程退学。2004年より明治大学情報コミュニケーション学部教授、同大学院グローバル・ビジネス研究科講師。専攻は行動経済学、ミクロ経済学。
(以下、ネタバレあり)

続きを読む
posted by betterman at 07:43 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 新書・教養 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月06日

スティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー著 超ヤバい経済学

今回は、非常に面白かったので、自分用のメモがてらの感想。



●感想&メモ
世の中が実際にはどうなっているかを描き出し、まずは世の中を知ろうと、
経済学的アプローチを用いながら、数々の結果を示している。
飲酒運転と酔っぱらって歩いて帰るのではどちらが危険か、
サメより怖いゾウなど、一般的に考えられている事と実際に世の中で起こっている事の
差異が確認でき、ものの見方が変わる話が書いてある。
なお、前作『ヤバい経済学(Freakonomics)』は全世界で400万部を超えるベストセラーとなっている。

著者は2人。
スティーヴン・D・レヴィット シカゴ大学経済学部教授でジョン・ベイツ・クラークメダル(40歳未満のもっとも影響力のある経済学者に与えられる)受賞者。
スティーヴン・J・ダブナー  ニューヨーク・タイムズ・マガジンでの書き手と編集を務めた経験を持つ、ジャーナリスト、作家。

(以下、ネタバレあり)続きを読む
posted by betterman at 21:21 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 新書・教養 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月07日

サイモン・シン、エツァート・エルンスト著 代替医療のトリック

Amazonのメールでサイモン・シンの新著としてメールが届き、
Amazonへ注文しようと思ってたら、先に書店で見つけたため
購入した本。



●感想
年間数兆円規模の市場を持つ代替医療。
針治療や整体は古くから日本でも多くの人々が利用し、
最近ではデトックスや酸素カプセル、サプリメントなどがブームとなり、
予約待ちや欠品が発生するほど人気がある。
しかし、その効果は通常医療と比べるとどうなんだろうか?
より良い効果があるのか?それとも効果がないのか?
また、専用の器具や道具を用いる場合、人体に影響はないのだろうか?
本著は、そうした代替治療の謎について、
科学的根拠に基づく医療=EBMからその効果を検証している。

著者は、『フェルマーの最終定理』『暗号解読』等このブログでも
紹介しているサイモン・シンと、
実際に代替医療にも携わり、
世界初の代替医療の大学教授となったエツァート・エルンスト。

以下、ネタバレになりますが、
実際にこうした代替医療(病院、診療所といった医師の管理下外で施される医療行為等)を
受けている方々の閲覧はお勧めいたしません。
自己の責任においてご覧いただきますようお願いします。続きを読む
posted by betterman at 16:40 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 新書・教養 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月13日

福岡伸一著 世界は分けてもわからない

できそこないの男たちと一緒に購入。

できそこないの男たち (光文社新書)


●感想
全体は部分の総和より大きい。
この+αとなるもの、人間でいえば生命を生命たらしめている
バイタルなもの、「生気」である。
人体を分けてパーツを切り抜いていくとき、
我々が切断しているものが+αの正体、
生気=エネルギーと情報の流れである。

著者は、京大卒業後にロックフェラー大学、ハーバード大学研究員、
京大助教授を経て現在青学教授となっている福岡伸一氏。
『生物と無生物のあいだ』『プリオン説はほんとうか?』等
評判となっている作品が多い。
(以下、ネタバレあり)
続きを読む
タグ:福岡伸一
posted by betterman at 19:04 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 新書・教養 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。