2008年11月20日

サイモン・シン著 フェルマーの最終定理

本のアップもずいぶん時間が空いたな。
別に読んでいないわけではないのだが・・・。
これは、電車待ちの間に駅の中の書店で何かないかと
探していた時に発見したもの。
当時、サイモン・シンの『暗号解読』を読んでいる途中で
それまで読んでいた感じからなかなか良いかもと購入した。

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

●感想
数論の最難関、絶対に証明不可能とまで言われ、
事実、350年もの間証明されなかったフェルマーの最終定理。
1人の若き数学者アンドリュー・ワイルズが解決するまでの
軌跡を追ったノンフィクション作品。(以下、ネタバレ有)


内容としては、ワイルズの業績を称えるというよりも、
『フェルマーの最終定理』という1つの問題が
どのように数学界に君臨し続けたか、
また、その証明に向かう数々の数学者のドラマ、
そしてワイルズという
才能溢れる人間の目標達成に向かう様子が描かれており。
非常に読み応えのある作品となっている。

構成もBBCのテレビ番組からスタートしているからか、
当時読んでいた同著者の『暗号解読』より、
エンターテインメント性があり
主題が難解ながらもページが進んだ。
ページが進む要素として、
著者の描写力も付け加える必要がある。
『暗号解読』もそうだが、わかりにくいテーマに対し、
本当の意味での簡潔な文章で読者に伝わるように書いてある。

本の良さをしみじみ感じ、
読み終わった後に満足感と終わってしまったと空虚感を
感じてしまう、大変優れた作品だと思う。



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posted by betterman at 20:50 | 東京 晴れ | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説(ノンフィクション・伝記) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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